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物でぎっしり! 親の家を片付ける②【家電と家具の引取・買取】

物でぎっしり! 親の家を片付ける②【家電と家具の引取・買取】

前回は、未使用品や状態のよいユーズド品の寄付について書きました。
今回は大物家電と家具の処分や、買い取り業者さんを利用しての感想について書いてみようと思います。

冷蔵庫、洗濯機、テレビの処分

この3種類、およびエアコンは、不法投棄などの懸念から家電リサイクル法の対象となっており、一般の粗大ごみ回収には出せません。

処分のみの場合でも、購入したお店に引き取りを頼めるはずですが、どこで買ったのか分からず、退去期限も迫っていたので、業者に引き取ってもらうことにしました。

下記の順番で問い合わせてみました。

1、区役所のホームページに出ていた東京23区向けの家電リサイクル受付センター

料金は、運搬業者と家電の機種次第。標準的な料金は上の3点で約1万円だそう。
しかし、8月下旬に問い合わせたら、
「最短で10月10日引き取り」とのお答えでした。

2、ネットで見つけた最短当日引き取りOKの不用品買取K 

「現物を見ないと正確な金額は伝えられません」とオペレーターが料金の目安を教えてくれない。
しつこく尋ねると3点で3万からということでした。

3、ネットで見つけたチェーン店の、出張買取М 

地元の店舗がいいのでは、と思い至近距離の店を選びました。

機種名と年式を伝えたらすぐに料金を調べてくれて、計1万9800円。
「冷蔵庫が13200円、洗濯機が6600円、テレビはサービスです」とのことでした。

大型家電引取サービスを利用しての感想

1は低料金ですが、引っ越しシーズンでもないのに1カ月半待ちとは…。

急いでいたので3の業者に依頼し、希望どおり3日後に引き取りに来てもらいました。
設置場所から運び出し作業をしてもらえるので助かります。
お世話になった家電を送り出すにあたり、前日に簡単に掃除しておきました。

2に関しては、業者にわざわざ見積もりに来てもらって、料金が高いから結構です、とは言いづらいです。電話での問い合わせ時に、あらかじめ料金を知らせてくれる業者を選ぶべきだと思います。

洋服ダンスと食器棚の買い取り

小さい家具類は、ほぼ粗大ごみに出しましたが、傷のないきれいなタンスと民芸調の食器棚だけは買い取り業者に査定に来てもらうことにしました。

業者のあてがないので、家具買取の検索ワードで上位に出てきた店舗の中から夫が選びました。

不要な家具・家電を買い取るという総合買取K

査定結果: 
●ノーブランドのタンス…買い取り不可
●岩谷堂箪笥の民芸調食器棚(16万で購入)…2千円。。。


カジュアルな服装の査定員が家に入ってきて、家具をさっと見た後、勝手に室内を物色し始めたのには、びっくり。

プラケースに宝石類を入れて部屋の角に置いていたら、それを目ざとく見つけ査定させてほしいとおっしゃる。
それで、査定だけしてもらいました。

最初はその態度に引きましたが、物が多すぎて片付けが進まずイライラが募っていたので、値のつく物はついでに買い取ってもらうことにしました。

査定結果:
●父の硯と墨のコレクション。80サイズの段ボール1箱…1万円

●セイコーほかノーブランドの古いクォーツ腕時計、数本。
●メッキのアクセサリー、ジップロック1袋。
●額絵、眼鏡、電磁調理鍋、双眼鏡など1山。
●万年筆5本。
上記…各1000円で計4000円。

●中古ラジオ…500円。

家具と不用品買取サービスを利用しての感想

初めての出張買取体験では、査定員の積極性にびっくり。

「押し買い」が問題になっていますが、Kの査定員さんは、強引に買っていくということはなかったです。ただし「押し」は強かったので、その場の空気に流されないことが非常に大事です。

Kのホームページには、大型家具も買い取り可と書かれていますが、ブランド品でない限り引き取ってもらうのはおそらく難しいです。

しかし、硯類を高く買ってもらえたり(専門店の査定では半額でした)、オモチャだから捨てようとしていたメッキのアクセサリーを「これも売れるんですよ!」とゴミ袋から回収してくれたり、額縁を引き取ってくれたり、ありがたかったです。(額縁について詳しくは後述)

失敗したのは、眼鏡に価値があるのを知らなかったこと。
母の眼鏡が18金とは知らずに捨ててしまったし、ジャンクの眼鏡でも業者さんは喜んで引き取ってくれます。古い腕時計も。

絵が入っていれば額縁も引取可

水墨画が趣味だった父が、展覧会用に額装している作品はサイズがどれも大きく、ガラス板も怖くて扱いに困っていました。
もしゴミとして出すなら、1点ずつ粗大ゴミの料金が必要です。

ところがこの額も、引き取ってもらえました。
「引き取りますよ」と言われ、急いで額を開いて中の水墨画を出していたら「絵は入れておいてください」とのこと。

額だけでは売れないけど、絵があれば海外で売れるし、素人の絵でも全然問題ないそうです。

値段こそつかないものの、まとめて大きな額を引き取ってもらえ、本当に助かりました。

数点の作品は我が家に持ち帰りましたが、残りの額絵は海を渡った世界のどこかに飾られることになり、天国にいる父も喜んでくれていると思います。

次回は衣類や着物の買取について書くつもりです。

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