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物でぎっしり! 親の家を片付ける①【使える物は寄付しよう】

物でぎっしり! 親の家を片付ける①【使える物は寄付しよう】

義理の母が90代半ばで逝去しました。慌ただしく葬儀を終えたあと、母のことをゆっくり偲ぶ暇もなく、取り組まなければならなかったのが遺品整理でした。

母は高齢者向けの賃貸住宅に住んでいたので退去期限があり、約3か月毎週のように夫婦でホコリまみれになりながら片付けました。

初めての経験だったため、慌てすぎて失敗したことも多く、備忘録として記事にまとめてみようと思います。
親の家はもちろん、自宅の片付けをされているという方にとっても、何か参考になれば幸いです。

遺品整理を業者に頼むか、自力で片付けるか?

最初はプロの手を借りようと思い、葬儀社から紹介された業者に問い合わせたところ、物量にもよるが基本料金は「1立方メートル1万円」とのことでした。

物の量が半端じゃなく多い家なので、50〜60万はかかりそうです。
料金的なことももちろんですが、夫婦とも自分たちの手で片付けたいという気持ちがあったため、業者に頼まず自力で整理することにしました。

あちこちから出てきたゴミ袋、タオル、ふきん、新聞、お掃除用シート。
1カ所にまとめて置き、どんどん作業に使いました。

捨てずに寄付することにした

ありとあらゆる所から未使用品が出てきました。消耗品のみならず、どんな物にも二番手三番手が用意されています。
物不足の時代に育った親世代にとって、物は幸せの象徴だったのでしょうね。

新品なので捨てる気になれませんが、大量にあるため保管するスペースもなく、買い取りに出すほどの高級品でもありません。

そこで、我が家で引き取れない未使用品や状態のいいユーズド品は、「いつもの」寄付先に送りました。

☆ワールドギフト

☆日本救援衣料センター

以上2か所です。以前記事にしてから時間がたち、受付条件が変わっているため、こちらに最新の情報を記載します。

ワールドギフト

私が初めてワールドギフトを利用した10年前とは違い、今では類似の団体が増え、「寄付金なし。元払いで荷物を送るだけでOK」という条件で物品を募っているところが多くあります。ネットで調べてそれが分かり、最初は別の寄付先も検討しました。

しかし、サイトの説明を読むと、たいがい受付NGの品があるのです。そうすると、NG品の確認→仕分け→保管の手間がかかるため、スピード重視の私たちは利用しづらく、結局、生活雑貨類の送付先はまたワールドギフト一択となりました。

こちらに寄付した遺品は、140センチサイズの段ボール20箱を超えていますが、まだ増えそうです。どんだけ多いんだ…。

ワールドギフトの特徴

●寄付できる物品に縛りがほぼなく、送りやすい。
 ☆開封済みの紙おむつ類も、清潔な状態ならOK。
 ☆日本人形などのケース入り人形類、ぬいぐるみもOK。
●寄付金は送料込み。3辺の合計が140cmまでの段ボール1箱2900円。
●サイトから申し込み、集荷希望日と時間を選ぶ。最短で3日後には日本郵便が引き取りに来てくれるので、早く片付く。送り状を用意する必要なし。
●送料(寄付金込み)は集荷当日までにゆうちょ銀行に払い込む。
●インスタ、メールで頻繁に活動報告があり安心。
●寄付先の子どもさんが、贈り主の名前入りカードを手に持った「サンキューフォト」が不定期に送られてくる。
●寄付金控除対象外

日本救援衣料センター

こちらは衣料品に特化したNPO法人です。送付先の兵庫県に送料元払いで送るため、関西在住の方は特に利用しやすいと思います。
大型プラケース何箱分もあった義父の衣類(主に新品の下着類)を段ボールに詰めてすぐ発送できたので早く片付き助かりました。

日本救援衣料センターの特徴

●自分の都合に合わせ、予約不要で送ることができる。ただし送料は自己負担。
 ☆下着類、タオル、シーツは新品のみ受付
 ☆スーツ、スカート、ワンピースなどフォーマル系の衣類や手袋、マフラー、帽子などの小物、雑貨類はNG。
●後日事務局から振込用紙と活動報告をまとめたニュースレターが届く。
●衣類10キロを目安に1500円の海外輸送費を振り込む。
●三井アウトレットパークなどのショッピングモールでの回収もあり。
●寄付金控除の対象

箱詰め用資材はクロネコボックスがおすすめ

箱詰め用の段ボールは、ヤマト運輸に電話で注文し、何度も配達してもらいました。
最初は通販の段ボールなどを再利用していたのですが、入れる物に合わせて作られていることが多いため意外とサイズ的に使いづらかったのです。

ヤマトの120、140はとても使いやすいサイズでおすすめです。

特に140はすばらしいです。

水墨画が趣味だった父が遺した大型のスケッチブック、メイク用品を入れる大きめのボックス、大型の鍋や籐のバスケットといったかさばる物でも、ヤマトの140の段ボールならすっぽり収まりますし、雑貨類をいっぱい詰めても、女の私でもなんとか持ち上げることができました。玄関ドアを通す時などの作業にも支障がないサイズです。

160サイズだとたくさん入る代わりに重くなりすぎると思います。

古米も寄付できる

市原ぞうの国に寄付しました。

問い合わせたところ、古米でも受け付けますとお返事をいただいたので、平成1、2、3年産のお米をお送りしました。

信用金庫からプレゼントされた新米が、すでに古米に。未開封だったので引き取って帰り、炊いてみたのですが乾燥しておりボソボソします。

古くなるとお米ってこんなに味が落ちるなんて知らなかった。贅沢な話ですが。

最初は少しずつ新米に混ぜて炊いていたもののなかなか減らずストレスを感じていたので、大食漢のぞうさんに食べてもらうことにしました。

少量送っただけなのに、わざわざお礼のハガキが届き恐縮しました。

次回は大型家電の処分や、毛皮や着物などを買い取ってもらった時の体験談を書こうと思います。

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