2019年9月下旬、広島-東京間の811キロを夜行バスで移動しました。中国JRバスが運行するニューブリーズ4号です。
出発は、広島新幹線口、21時45分。季節便です。
台風17号接近につき、九州と山陰に向かう便は運休になったこの日。東京への便は予定どおりの運行となり、ほっと胸をなで下ろしました。小雨模様のなか発車時刻5分前にバスに乗り込みます。
車内設備は?
シートは独立3列。私は直前に予約したせいか、真ん中の列でトイレの横でした。備え付けられているのは、ブランケット、スリッパ、ポリ袋。コンセントがシート右側にあり、カップホルダーは前のシートの背でなく、自分のシートの左側にあります。シートを深く倒した時でも、飲み物に手が届くので便利でした。 このバスには給茶機はついていません。
シートが快適
数年前に乗った時より格段に乗り心地がよく感動しました。ここまで倒せるの?! と驚いたリクライニングの角度、シート前後のゆったりとした間隔、カーテンも幅広で個室のように仕切れます。
可動式の枕は身長に合わせて上下に動かせ、シートそのものも頭を包み込むような形状になっているため、首が安定します。こんなに寝心地がよかったのは初めて。
前後の間隔は、自分のひざから前のシートまで30cmほどと余裕があり、きゅうくつさはありません。(身長152cmだからかな? 小さいと、たまにはいいこともあるもんです)
シートの概要
中国JRバス公式サイトに、このシートの紹介が出ていました。
- 名前…新型クレイドルシート
- シート幅…46.5cm
- リクライニング… 最大136度+チルト機能 (リクライニングすると座面も連動して後傾する機能です)
朝までぐっすり
21時15分に発車し、22時30分に一度福山で10分の休憩がありました。軽い夜食と飲み物を買ってバスに戻ります。23時には消灯です。
この日は前後と隣に他のお客さんがいなかったので、フルリクライニングでき快適。すぐ眠りに落ちたのですが、途中で腰が痛くなり目が覚めてしまいました。小柄なので足がフットレストに届かず、腰に負担がかかってしまったようです。そこで持ち込んだ荷物とリュックを重ねて足置きにすると、高さがちょうどよくなり、朝までぐっすり眠れました。小柄な方は、足置きになるような荷物を必ず持ち込んでくださいね。
トイレ横の席だと知った時は「はずれ~」と思ったのですが、トイレを利用する方って意外と少ないのですね。朝方だけでした。それに私自身トイレの横だといつでも行ける安心感があり、ありがたかったです。
ニューブリーズ号の終点は東京駅日本橋口( 予定到着時刻は8時15分 )ですが、私は新宿で下車します。 朝7時30分頃、予定より少し早くバスタ新宿に到着しました。
バスを降りると目の前にドコモタワーが! 新幹線が東京駅に着く時のゴチャゴチャした景色にいつもガッカリしてしまう私には新鮮でした。
バスタ新宿は駅直結
バスタ新宿のエスカレーターを降りるとJRの改札がありました。なんと、駅直結! 長距離バスを利用するときは荷物が多いので、雨に濡れずに電車に乗り換えられるってほんとに便利です。この階にあるDEAN & DELUCAのカフェは、夜行バスの到着に合わせ朝7時から開いていますよ。
一晩バスで移動するなんて…というむきもあるでしょうが、2カ月前、ア○○○○航空の狭苦しいシートに10時間座った私にとっては天国のようでした。長距離バスは確実に進化しています! ぜひ一度お試しください。