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帰国便が欠航になったら! その1【2019年7月の体験談】

ロサンゼルスからの帰国便が欠航になりました。航空会社は米国系です。お昼12時台出発のはずが、6時間の遅延後に欠航が決まり、さらにその後の手続きに2時間かかりました。空港で待つだけで終わってしまった1日。今回の経験で学んだことをまとめました。海外旅行に出る前にぜひご一読ください!

1.欠航のアナウンスを聞き逃さない

数十分おきに計7度あった「遅延」のアナウンスは、英語に続いて日本語でも案内がありました。しかし、肝心の「欠航」のアナウンスは英語のみでした。6時間遅延している間にスタッフが交代し、日本語対応ができなかったのでしょうか。

英語アナウンスで”cancelled”(欠航)という言葉が聞こえたら、手続きをどこでするのか聞き取ってください。私たちのケースでは、「○○ゲート横のカスタマーサービスか、チェックインカウンター」と言っていました。

手続きの場所が告げられた途端、待っていたお客さんがいっせいに走り始めました。その勢いのすごかったこと! 特にトップが日本人の若い男性だったので、私には、 西宮神社の福男選びに見えました。本殿まで全速力で走るあの神事です(笑)

2.指定のカウンターへ一刻も早く移動する

走って行く人たちをギャラリー的に見ていた私は当然出遅れ、荷物をまとめてゆっくり○○番ゲートのほうに向かうと…… ギョッとするほど長蛇の列ができていました。50mはありました。エコノミーだけで200席近いのですから当然ですね。

勝手が分からなかったゆっくり組はやはり日本人が多く、私の前後も日本人グループでした。列が一向に進まないので手続きの様子を見に行くと、なんと対応しているスタッフは2人だけ。ショックで気が遠くなりました…。 苦情を言いたくても、端末に向かっている2人以外誰もいません。

乗客それぞれ最終目的地やその場所へ向かう緊急度も違います。それらをヒアリングしながらの手配なので時間がかかるのです。この時は1組あたり10分ほどかかっていました。とにかく早く列に並んでください。ネットで情報収集するのも、まず並んでからです。

私の後ろのグループは、「(最後尾だから)並んでる必要ないじゃん、座って待っていよう」と行ってしまいました。ところが、しばらくすると別グループ(英語圏らしき方々)が来て最後尾に。そこに航空会社の50代くらいの男性スタッフが通りがかり、彼らにこう話しかけたのです。

「君たち、この行列の長さじゃ何時間待ちになるか分からないよ。うーん、私がなんとかしよう。こっちにおいで」(言語:英語)そして別のゲートにある空いていた端末を操作し始めました。なぜ最後尾の彼らに声をかけたのかまったくの謎ですが、不公平だなと思いました。

彼らの手続きが終わったら、次は私たちが呼ばれるのかとそのスタッフの様子を見守っていた時、歩いてきた女性スタッフに名前を呼ばれ、彼女の案内で階下のチェックインカウンターへ。そこに夫と娘が既に並んでいました。応対するスタッフが2人しかいないことに腹を立てた夫が強く抗議したので、チェックインカウンターのほうへ回してもらうことができたそうです。いろいろな意味でびっくり。

3.自分の希望を積極的に伝える

振替便の手配では、希望の到着地を聞かれました。当然「成田」と答えました。その時は、成田行きの振替なんだから当然でしょ、と思い答えてしまったんです。羽田のほうがずっと家に近いんですが。翌朝、ダメもとでチェックイン時に羽田便に替えてもらえないかと聞いてみたら、すぐ調べてくれて「1席しか空きがないけど、どうします?」と言われました。あ~残念。

振替便はホノルル経由になりました。翌日の午前10時台に出発し、ホノルルで日本航空に乗り換えます。乗り換え時間も含め、直行便の+3時間です。

帰国便が決まると延泊の手配に進み、3人連れなので、ホテルの部屋を1つにするか2つにするかと聞かれました。私が少し考えてから「ベッドが3つあるなら、1部屋でいい」と答えると、60代くらいの女性スタッフが「ベッドが3つあるかどうかなんか知らない! 部屋は1つか2つかどっちかと聞いてるの!」(言語:英語)とキレ気味に。遅延・欠航で8時間も待ってるお客に対して、ほぼ尋問のような応対。もう笑うしかありません。結局2部屋取ってもらいました。

手続きを終えた他の日本人グループに、どこのホテルになりましたかと尋ねたら出てきた答えは、某高級ホテルの名。私たちは最寄りのエコノミーホテルなのに。どうなってるんでしょうね。希望があればひるまず伝えて下さいね。

チェックインカウンターは1階にあり、出国手続き後に、どうすればまたここに戻って来られるのか普通は知らないはずです。だから並んでるお客さんは20人ほどしかいませんでした。端末の数も多いので早く列が進みます。

と言っても、1組10分はかかるので数十分は待ちました。既に7時間以上待っているので、時間の感覚がおかしくなっています。とても短く思えました。

預けた荷物の引き取りでさらにクタクタ

欠航を伝えるアナウンスでは「預け荷物の引き渡しは“carousel No.1”で」と3回もアナウンスしていたのに、1番ではなく別の番号の受取所にありました。荷物を探すだけで、広い空港を右往左往……。

やっとみつけた時は、コンベアから降ろされて奥の方にまとめて置かれていました。いつものことながら職員が引換証と照合するでもなく、「勝手に持ってってください」方式。似たようなスーツケースを間違えて持って行ってしまうトラブルはないんでしょうかね? 昔から言われていることではありますが、スーツケースにはベルトなりタグなり、目印になるものが絶対必要です。

ようやく空港からホテルへ

19時半頃ようやく空港からドアの向こうに出ることができました。

夫が抗議しなかったら、さらに何時間待つことになっていたか分かりません。納得いかない時は強く抗議しましょう。日本とは違い、黙っていたらいいように扱われるだけです。

この日泊まったホテルでも面倒なことが起きました。続きはこちら。↓

帰国便が欠航になったら! その2【ホテルからの不明な請求】

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