久しぶりに神宮球場に行ってきました!
渋谷にほど近く、都心にありながら緑豊かで、築97年というレトロな建物にも趣があり、ビジターウェルカムなスワローズのムードと、毎度笑わせてくれる、つば九郎。
数年前に初めて訪れてからというもの、すっかりこの球場のファンになりました。
この日は2024年シーズンの神宮球場最終戦。今回も座った、オススメの内野A2席からの見え方を中心に、神宮球場の楽しさを書いてみたいと思います。
*2020年の記事に加筆・修正し、2024年10月3日の最新の情報を掲載しています。
目次
明治神宮野球場 シートマップ
A2席31列110番台後半からはこう見える
シートマップの星印の位置に座りました。
↑ 内野の見え方はこんな感じです。
写真だとすごく小さく見えますが、実際はフィールドが近くて感動します。
↑ 152センチの私の座高だと、ネットの上枠が選手の膝下あたりにかかりますが、高さも近さも文句なし。
30段目から見ると?
↑ 30段120番台から撮影。ネットの枠がバッターの胴を横切る高さでした。
肉眼で見たらこのくらい大きく見えます。
外野方向の見え方
A2をおすすめする理由
野球経験者の方などは、注目する部分が違うため意見が異なるかもしれませんが、1塁と3塁前あたりの上段(26段以降)を、野球初心者向けの席としてぜひおすすめしたいです。
理由は次のとおり。
1.球場全体がバランスよく見える
どこでどんなプレーが行われてもよく見えます。見えにくい部分がないというのは大きなメリットだと思います。
本日の試合では、ヤクルト、サンタナ選手の強烈なレフトライナーを、カープ田村選手がダイビングキャッチする超ファインプレーがありました。このプレーもよく見えましたし、山田選手のソロホームランも。
ホームランボールの滞空時間ってすごく長い! ボールが弧を描く様子をじっくり見届けられるのも、この席の良さです。
2.ピッチャー、バッターが近い
写真だと小さく見えますが、実際はとても近くてよく見えます。
3.前の人の頭が視界をさまたげない
私は小柄なこともあり、前の席との段差が大きいほうがありがたいです。
下の写真のとおり、前の席の背もたれは私の膝の高さくらい。
かなり段差があるので少し階段が怖いですが、見やすさは抜群です。
4.ネットが視界をさまたげない
フィールドに近い下段の席に座ったことがありますが、私はネットがあると見づらく感じてしまいます。
反対に最上段にも座ったことがあるのですが、位置的に高すぎて見下ろす感じになり、フィールドから遠すぎると感じました。
その点、今日座った31段目は文句なしです。
5.マイペースで観戦できる
応援が一番熱いのは外野席です。
もうそれは、お弁当を食べる暇もないほど応援が忙しく激しいです(笑)
反対に、バックネット裏は招待券で来られる方が多いのか静かです。
熱く声を出して応援してもいい、静かに見ていてもいい、相手チームのファンと隣り合わせになることもあるけど、それぞれマイペースで応援、観戦できるのがA2席あたりのよいところです。
他の席種に座った時の感想
バックネット裏下段:臨場感は最高。しかし、私にとって内外野のプレーは見やすいとは言えなかった
内野A:グラウンドには近いものの、下段はあまり段差がないので、プレーのたびに前の人の頭をよけて見なければならない。ネットが視界をさまたげ、席によってはネットの支柱も邪魔になる。
内野B:たとえば3塁側だと、試合中ずっと右を向いていないといけないので、首が痛くなる。
外野レフト指定B:内野がはるかに遠い。ネットが邪魔。この時は一番端のXブロックだったため、1塁ベースにファウルポールがかかり、とても見づらかった。
神宮球場はいつも楽しい
いつも開門時間に球場に入ります。
階段を上り、客席スタンドにはさまれた通路からフィールドが顔をのぞかせた時の、胸のすくような気分と言ったら!
明るい日差しの下で、ビール片手に選手の練習をのんびり眺める時、他では味わえないような幸せを感じます。
そして、じょじょに空が暮れなずむなか、スタジアムDJ、パトリック・ユウさんがナビゲートする、プレイボール前のショータイムが始まります。
ビジターにも温かいパトリックさん、つば九郎がノートをめくるひとことコーナー、このほのぼの感がたまりません。
つば九郎の「きょうのひとこと」コーナー
今日(2024年最終戦)の「ひとこと」はオチがよく分からずイマイチだったので(笑)、2020年の「ひとこと」をご紹介。つば九郎、私と同世代認定です。
「むかしのれでぃーす こんなんだったなぁ」
「じゃにーずよりも よこはまぎんばえが すきだ」
「くどうしずかを かみと あがめている」
「すきなかんじは ばら」
「のっているげんちゃりは せんぱいから たかいねだんでかわされた」
7月から8月にかけては、5回裏終了後にゴージャスな花火が打ち上がります。チアガールとつばみちゃんのダンスも楽しい。時には合羽を着て雨をしのぐことすら、屋外ならではの趣があります。
この日は今季の神宮最終戦だったため、試合終了後に髙津監督や山崎選手の挨拶がありました(爆笑だったようですね)。時間が許せば残りたかったです、、、
好きな席を自分で選べるし、こんなに楽しめてチケット代安いと思うのは私だけかな?
未体験の方は、ぜひ球場へどうぞ!
観戦まとめ
ヤクルト vs 広島 第24回戦 (2024年10月3日)
観客数: 29,504人(満席)
8回まで1-1の均衡が破れず、このまま延長戦突入かと思いきや、9回表、満塁から田村、野間のタイムリーで4点追加し、広島が勝利。
9回裏には今季で引退する山崎がヒットを放ち、有終の美を飾りました。
勝:島内 颯太郎
負:ロドリゲス
本塁打:山田 哲人 14号 ソロ(9回)
A2席 観戦チケット: 4900円
*試合によって、4,200円(スーパーバリュー)~5,100円(プレミア)までチケット料金は4段階(2024年)。
試合時間:3時間4分
客の男女比:6:4(ざっと見の印象です)
フード&ドリンク
いつの間にか、外苑前駅から球場に向かう歩道沿いにずらりと出ていた屋台は姿を消していました。
一方で球場内のフードメニューが豊富に。
以前は男性向けのがっつり系メニューばかりでしたが、ピザやサーティワン・アイスなど女性好みの食べ物が増えていました。
飲食には力を入れているようで、この日限りの「山崎選手引退記念メニュー」だけで16種類もあり、そのうちの1つ、きれいなピンク色の南高梅クエン酸サワーは、甘さ控えめで爽やかな味でした。
●生ビール:800円
*2020年から50円値上げされていました。
それでも同じ都心にある東京ドームのビールは900円ですので、神宮はお手頃価格です。
●「じんカラ」(700円)
球場名物の唐揚げを初めて体験。これ美味しい!
醤油と塩から選べます。お味は★5つ!
●広島戦限定「とろ玉広島ソース焼きそば」(900円)
広島風お好み焼きを思わせるメニューで思わず購入。
薄切りの大きな豚肉とふんわり卵で豪華な感じ。
しかし名前に「広島」と入っているがために、オタフクソースやお好み焼きの味を思い浮かべた広島人はガッカリするかもしれません。
ソースの酸味と塩味が強く、野菜はネギだけ。麺は太麺。
私はしょっぱすぎると思いましたが、ビールのお供ならこれくらいがちょうどいいのかなぁ~。
よくあるペラペラの透明パック+輪ゴムではなく、しっかり蓋の閉まるボックスに入っているので、持ち歩きやすく、食べやすいところはGOODです。