『エルヴィス』の試写会がとても楽しかったので、また試写会に応募し、初めてニッショーホールに行って参りました。
一足早く観ることができた話題作『スーパー30』の感想ともども、このホールの特徴や客席からの見え方をレポートします。
目次
ニッショーホールが2つ?
ニッショーホールとは、試写会場としておなじみの旧ヤクルトホールのこと。昭和の香りがたちこめる、かの新橋駅前ビルの裏に位置する、収容人数574人の小規模なホールです。
ヤクルト本社が2020年に浜松町に移転し、ほどなくして建て替え工事のため借り入居した日本消防協会の運営となったためホール名がニッショーホールに変わったそうです。
「日本消防」を略してニッショーなのですね。
Google mapの口コミには、閉館した初代「ニッショーホール」(虎ノ門)の情報も混在していますので、お間違えなく。
ビルのエントランス前に並ぶ
一ツ橋ホールでの『エルヴィス』試写会と同様、18時開場、18時30分開演です。
今回も開場30分前に会場へ。ざっと50名ほど既に並んでいるお客さんがいました。一ツ橋ホールでは1階のロビーに並びましたが、今回は建物の外です。暑さが一段落した時期でよかった。17時45分頃に入場が始まりました。


K列に座りました

通路前は、あまり段差がありません

ご覧のとおり、花道のある前列の席は平ら、私の座った通路前のK列でも、前列との段差は10センチ程度です。この程度の段差しかないと、前に座った方の座高でかなり見え方が左右されます。私の前に大きい男性が座られ、字幕が隠れそうだったので慌てて席を移動しました。
上の写真は移動後の席から撮ったものです。前が空席だったので視界良好でした。写真のグレーの丸は、2列前の男性の頭の位置です。このとおり152センチの私の目線だと、2列前の方の頭がスクリーンぎりぎりの高さになります。小柄な方は気をつけて席を選びましょう。
一番のオススメは、通路後ろの最前列L列です。視界を妨げられる心配もなく、近さ、高さも一番見やすいと思います。L列より後ろは、スクリーンから遠くなりますが、かなり段差がついているので、視界はよさそう。

単なる感動物語に終わらせないエンタメ性
『スーパー30 アーナンド先生の教室』は「貧しい子どもたちに学びの場を提供したい」と私塾を開いた実在の人物、アーナンド・クマールの苦難と成功を映画化したものです。

ストーリーがドラマチックな上に、ミュージカル風になったり、サスペンス風になったり、あらゆる要素がてんこ盛り。インド映画はエンタメ性が強いと聞いてはいましたが、あらゆる角度から作り込まれており、154分があっという間でした。
私が一番心を動かされたのはホーリー祭のシーン。
自信なげでうつむき気味だった生徒たちが、学ぶことで自信をつけ、自ら考え答えを出していく後半の展開は痛快です。
親ガチャなんて関係ない!
このキャッチコピー、とても気に入りました。
7人に1人の子どもが貧困と言われている今の日本で、教育のあり方について改めて考える機会を与えてくれる作品です。逆境に負けないアーナンドと30人の生徒たちに、観た方はきっと励まされます。私もたくさん元気をもらえました。
試写会前に食べるなら
神田に続き今回もレトロ喫茶で早めの夕食をいただきました。銀座ナイン2号館にある「北欧」は夕方4時台にゆっくり食事ができる貴重なお店。食事メニューが豊富なのでオススメです。
