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バレエ 座席と見え方

新国立劇場オペラパレス1階前方端からの見え方【バレエ・アステラス2022】

新国立劇場オペラパレス1階前方端からの見え方【バレエ・アステラス2022】

今回は主にオペラとバレエを上演している新国立劇場をご紹介します。何度も行っている劇場なのですが初めて1階前方に座り、これは書かなければ! と思いました。劇場へのアクセス、公演の感想など雑感をまとめていますので、よろしければご一読ください。

京王新線とはなんだ?

新国立劇場は京王新線、初台駅直結。

乗り慣れない人間にとって京王線は非常に難度の高い電車です。特急から各停まで5種類あり、路線が枝分かれするし、謎の「新線」まである。

新宿で京王線に乗り込む時、「○○駅には停まるのか?」という不安を常に抱えてしまうアウェーな私にとって、初台に行く時、京王(新)線に乗らなければならないと思うと毎度気が重く。

そこで、今さらですが本線と新線の違いを調べてみました。

●京王線: 新宿の次の駅は笹塚。
●京王新線: 新宿ー初台ー幡ヶ谷ー笹塚、この4駅しかなく、笹塚から先は京王線に連絡する。新宿駅で都営新宿線につながっている。ゆえに京王線新宿駅とは乗り場が別。

ともかく、京王新線に乗れば初台には絶対に停まることが分かりました。あ~スッキリ。
これまでJR新宿駅南口から乗り換えのために10分近く歩いていましたが、経路を変え、新宿三丁目で乗り換えで行ってみたら、とてもスムーズでした。

初めて1階前方席を購入

新国立劇場のバレエ公演は、ネットの座席表を見ながら自分で席が選べます。(ロック系もそうなるといいですね~~、ね~~)
販売ページを開いたら11列目の端の席が空いていたので、迷わず購入しました。
今回は付属バレエ団の公演ではなく、海外で活躍する若手日本人ダンサーを招いたガラ公演です。出演者が少なく舞台セットもないシンプルな公演なので、フルオケ付きなのに料金が格安。
いつもは高額で手が出ないS席を今回は買っちゃいました。

新国立劇場オペラパレスの客席データ

1F 860席/ 2F 354席 
3F 292席/ 4F 300席
総客席数 1806席

座席表:新国立劇場公式サイトより
黄色…S席 ピンク…A席 緑…B席

これがS席?

上の座席表をご覧のとおり、両サイドのブロックはシートが斜めに配置されています。私は星印のところに座りました。

いつも座っている2階サイドのLやRは席が千鳥に配置され、かなり勾配もありとても見やすいのです。初めてこの劇場に来て2階Lに座った時、ステージから近く、よく見えるので感激したのを覚えています。

でも、それは1階端には通用しなかった。(>_<)

前のお客さんの頭と丸かぶり

背中をシートの背もたれにぴったり付けてお行儀よく座ると、ステージセンターが前方から中程まで、まったく見えません!

これには参りました。

今回のプログラムは、ほとんど男女ペアで踊るパドドゥ作品。一番の見せ場になるとステージセンターで踊ることが多いのです。

こうなれば開き直って「子ども用クッション」を借りるか? とまで思い詰めました(笑)。 しかし、前列が大きい方だったので、たとえ数センチ座高を上げたとしても、見えないことに変わりはないだろうと判断し、

とてもお行儀悪く座りました

後ろを振り返ると、私の席は飛び出しており後ろに席はありません。それならと左側の肘かけにぐっと体を寄せて、体を斜めにするという体勢を取り、前列の方々の頭の間から鑑賞し事なきを得たのでした。ハァハァ。 (´Д`) 

今回は一度に大人数がステージに立つことがなくほとんど気になりませんでしたが、全幕だと下手奧が見切れると思います。今までいろんなホールに行った経験上、11列目くらいは高さ、近さなどベストなことが多く、今回も期待していましたが外れでした。

見づらい理由

●傾斜がほとんどない
●前列から直線上に席が配置されている

自分の席に座って撮った写真です。席が一直線上に配置されているのがおわかりになると思います。

センターブロックには座っていないのでなんとも言えませんが、少なくともサイドブロックの場合、前のお客さんの座高に影響を受けることは間違いありません。

私みたいなおチビが1階に座るなら、中央通路より後ろの席のほうが傾斜があり見やすそうです。前ならいいってものじゃないと今回も学んだのでした。

前方席のメリット

オーケストラピットが近いので演奏の生音と迫力が心地よかった。これは前方席のよさだと感じました。もちろんダンサーとの距離も近いです。今回は自分の席近く、つまりステージ下手にダンサーがやってきた時は特に、細かい体の動きや表情までよく見え、生で舞台を楽しむ臨場感がありました。

きら星のようなダンサーが集結

海外で活躍する日本人バレエダンサーを迎えてのこの公演、今回で12回目だそうです。

新国立劇場付属の養成機関でバレエを学んでいる若い方々や、公募で選ばれた方々、そしてゲストも、ほとんど初めて観る方ばかりでワクワク。今日海外のバレエ団に所属している日本人は多いものの、なかなか生で舞台を拝見するチャンスがないので、とてもいい企画です。
クラシックからコンテンポラリーまで作品がバラエティに富んでおり、各グループの個性が弾けていて、面白かった。
バレエを観てみたいけど、いきなり全幕は…という方にもオススメできる内容です。
公式サイトに各作品の解説と、その作品を踊るダンサー自身による「見どころ紹介」ページがあり、ここを読んでいけば、ダンサーと作品の個性をより楽しめると思います。

バレエ評なんて書ける由もない私なので、一番印象に残った(好みの)作品を挙げるとすると…
英国でご活躍されている平田桃子さん&平野亮一さんの「ロメオとジュリエット」です。安定感のある平野さんと、可憐で華奢な平田さん。一瞬で物語の世界に引き込まれました。恋する2人の熱い想いを表現する激しいパドドゥ、そこに絡みつくようなプロコフィエフの音楽。ああ美しい。

初めてキスを交わし、気が動転してバルコニーのある自分の部屋に駆け上がっていくジュリエットの背中が恋する少女そのものでした。(ステージ下手前方から上手奧に走っていくのでよく見えました)
私の背中はだるだるしていますが、あんなふうに背中で語れるようにレッスンに勤しもうと思いました(笑)

バレエ・アステラス 公演まとめ

チケット: S席 6,600円
上演時間: 2時間15分(休憩時間含む)
客の男女比: 2:8(ざっと見の印象です)

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