自粛生活で家の片付けがあらかた終わったら、心と空間に余裕ができたせいか、長らく使っていなかったミシンを引っ張り出して、また縫い物を始める気になれました。断捨離効果ですね~。まずトライしたのは、ロングスカートをパンツにする簡単なリメイクです。型紙を使わない手抜きのやり方ですが、結果は上々でした! あくまで素人のテキトーな縫い方ですけど、よろしければご参考になさってください。
憧れのマキシ丈だったが…
身長に合うマキシ丈のものがなかなか見つからず、やっと手に入れたのが写真の品。肌触りのよいインド綿のマドラスチェックで、ギャザーがたっぷり入っているところも魅力的でしたが……
一度はいて出かけたら、「ダメだこりゃ」。
- 風で壮大にめくれ上がる。
- 自転車をこぐ度、裾が靴底に引っかかる。
- 階段で踏んづける。
足首までの思いきり長いスカートは風になびいて素敵だと思っていたのに、はいて出かけてみると実用性に乏しかった。平坦な道を歩いている時はいいんですが、歩道橋と自転車というシチュエーションは完全にNGでした。
丈を詰めれば、「自転車の問題」と「踏んづけ」は解消されるでしょうが、ポイントになっているブルーの柄が一部隠れてしまいます。そのため丈はそのままでパンツにリメイクすることに。前後の布幅がそれぞれ140cmもあるので、型紙を当てての本格的なリフォームではなく、股を割るだけの簡単リフォームでもなんとか大丈夫ではないか、と早速作業に取りかかりました。
前後の中心を合わせてUの字に縫うだけ
手順はおおまかに次のとおり。
- 裏返して前後の布のセンターをぴったり合わせ、しつけをする。
- 1のセンターラインをまたぐように、仕上がりを想定してU字にしつけをかけ、裏のままはいて具合を見る。
- 必要に応じて、できあがりのラインを修正。
- 縫い合わせる部分の裾をほどき、3で修正したラインをミシンで縫う。
- センターラインを切り開く。縫い代の始末をし、U字のカーブに切り込みを入れ、裾を縫う。
仮縫いをして試着してみたら、股上がぴったりすぎて座ると裂けそうだったので、股の位置を下げました。
完成しました。
早速自転車に乗ってみたら、丈を変えていないのに裾が靴底に引っかかりません。布がひざの動きに合わせて動くからです。もちろん、風でめくれる心配もなくなり快適です。裾幅が広いため、サドルに座る時だけ若干もたつきますが、座り方だけ気をつければ後はまったく問題なし(^^)