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コンサート 座席と見え方

Kアリーナ横浜 スタンド席 レベル5、レベル7からの見え方【モトリー・クルー&デフ・レパード 2023】

Kアリーナ横浜 スタンド席 レベル5、レベル7からの見え方【モトリー・クルー&デフ・レパード 2023】

ホール客席からの見え方と、来日アーティストのライブの感想を、素人目線でお伝えしているこのシリーズ、今回は、2023年11月4日にデフ・レパード&モトリー・クルーのライブが行われた、Kアリーナ横浜について書いてみたいと思います。

9月にオープンした、できたてホヤホヤの会場なので、アクセスやホール周りの施設についても書いております。ご参考になれば幸いです。

おすすめのアクセス:みなとみらい線 新高島駅

Kアリーナの最寄駅は、東急東横線、東京メトロ副都心線と直通運転をしている、みなとみらい線の新高島駅です。東京方面から急行で向かう場合は、横浜駅で各停に乗り換え1駅。私は3番出口(階段のみ)を出て、アンパンマンこどもミュージアムを目指して歩きました。(徒歩5分)

ライブ終了後、規制退場だったにも関わらず、ロビーから、とちのき通りの歩道に出るまでは牛歩状態。

しかし、ほとんどのお客さんが横浜駅に向かわれたようで、新高島駅前の交差点で急に人の波が途絶えました。

駅のホームはガラーン、、、
ウソみたい!

そのため空いた電車に座って、ノンビリ帰ることができました。

アリーナから横浜駅に歩き着くまでかなり時間がかかる、という話を聞きましたので、みなとみらい線の利用をおすすめします。

さて、ヒルトンホテルのゴージャスなゲートをくぐり奥に進むと、Kアリーナのエントランスに到着しました。

おー! 大学キャンパスのよう。
入口には桟橋のような木の階段、広場にはキッチンカー、その向こうは帷子川(かたびらがわ)。

この横浜らしいスケールと開放感が心地いい。

開演まで1時間以上ありますが、建物の中を見てみたくて早々に入場しました。

学食並みの巨大な飲食スペースあり

レベル5(=5階)とレベル7(=7階)には、飲食できるスペースがあります。
大きな窓のある開放的な空間で、テーブル席に座って、ゆっくりライブ前の時間が楽しめる。これはいいですね〜。

特にレベル5の ”Lounge 5″は、学食並みに広くて壮観。まだ知られていないせいか、お客さんはまばらでした。

レベル7の”Arena Bar”は、公式サイトの写真だと、気後れしそうなほどきらびやかに写っていますが、実際はとてもカジュアルで気軽に立ち寄れるお店です。

「ぼっち」の味方、カウンターもあり

さらに、どのフロアにも売店が複数あります。レベル7の通路窓際には、奥行き70センチはあろうかという広いカウンターがついています。大きな窓があるので見晴らしがよく、明るいです。

椅子はありませんが、ここでも飲食できます。私は一杯やりながらSpotifyでセトリの予習をしました。気分が上がります!

生ビール、カツサンドともに600円。東京ドームの800円と比べたら安いですね~。
おつまみ系の食べ物は、カツサンドのほかに、カップ入りシューマイ(600円)がありました。

今まで、お酒の買えるホールはあっても、ゆっくり飲めるスペースまではなかった。
新国立劇場のガラス張りのホワイエみたいなスペースがあればいいのにと、ずっと思っていたので、これはうれしい驚きでした。

しかも、終演後にもバーが開いているそうで!
ライブ仲間との一次会がすぐ開けますね。

トイレ行列大混乱

通路の両袖部分にあるトイレは個室数が多く、そちらに並ぶよう促されたのですが、手前の通路が狭いため、喫煙室/男子トイレ/女子トイレ待ちの列が入り乱れてゴチャゴチャに。
女性は男子トイレ待ち列にブロックされて先に進めない事態になっておりました。特に男性が多い今回のようなライブでは、きっとこの状況になると思うので、女性は男子列を突破して先に進みましょう。

そこを過ぎると待ち時間はゼロでした。

Kアリーナのシート配置

座席数:20,033席
下の図を見ると、上の階に行くに従ってスタンドが奥に配置されているので、武道館のように1階スタンド後方より2階スタンド前方のほうが見やすい、といったことはなさそうです。

K-Arena公式サイトより
K-Arena公式サイトより

7月の武道館2階スタンドの席に比べれば、高さ、距離とも離れていますが、肉眼でもよく見えました。
それに、ステージ両側に大型で迫力のある縦長のビジョンが設置されているので、スタンドのかなり上方の席でも十分楽しめると思います。

もちろん、細かいところまで見たければ双眼鏡必須です。
今回も、持参した双眼鏡(8倍)が大活躍でした。幅10センチのコンパクトサイズなので小さなバッグに入れて気軽に持っていけますし、重さが140グラムと軽いため腕が疲れません。↓

Amazonで確認したところ、同じ商品は現在品切れになっていました。
よく似た商品としてこちらをお勧めしたいです。 ↓


スタンドの席間、段差

前列との段差は13センチほどの階段3段分あり、大体40センチくらいです。(目分量ですが)
見やすさに配慮され、前のお客さんの頭とかぶらないよう、席が千鳥に配置されています。


座席での飲食OKなので、カップホルダーが2個席についています。ただし、前の席とのシート間はご覧のとおりとても狭いので、飲み物をセットするとかなり通りにくいでしょうね。

座席の幅も広いとは言えず、私みたいなちっちゃいのが座ってもあまり余裕がありませんでした。

UDOプレミアムメンバーズの抽選にS席で申し込み、当たった席がこのアッパースタンド3列目。私の周辺は空席ばかりだったので、おそらく転売に失敗したものと思われますw
そのおかげでゆったり見ることができました。

できれば座りたかったレベル5のスタンドに立ち寄って撮った写真です。

楽しみにしていた伊藤政則さんのオープニングDJは、早々と終わってしまい聞きそびれた。

武道館なら1階スタンド上方くらいかな。ステージが近いうえに見下ろす感じの高さでもなく、とてもいい席だと思いました。ちなみにこのライブでは、ステージかぶりつき(GOLD席)を除くアリーナからミドルスタンドまでは、すべて24,000円のSS席です。

極上のロックショウ

2バンド出演する、ということで、1時間ずつくらい演奏して1~2曲共演する、とかそんな感じ(?)を想定していたら全然違っていて、間に休憩30分をはさみ、1バンド1時間半ずつ、きっちり演奏。

「凶悪グループが逃走中」といった体の臨時ニュース映像から始まるモトリーのオープニングも、カウントダウン映像から始まり、スモークと共に現れるデフ・レパードのオープニングも、ほんと~にかっこよかった。

しかも、ステージ両側の縦型ビジョンとステージ背景の横長ビジョンを駆使し、演奏しているメンバーの姿はもちろん、その曲にまつわる映像を映し出すなど、手間をかけたビジュアルの演出がすばらしかったです。

多彩なレーザーの演出も印象的でした。


レーザーもすごかった! よくある筋状のレーザーだけでなく、アリーナ席が一面霧に覆われるように白くなるなど、最新鋭と思われる照明設備がライブをひときわ盛り上げていました。

スタンド席だからこそ存分に演出が楽しめたと思います。

今回のライブは、1つのロックショウとしてのトータルな演出が完璧でした。

Rolling Stone Japanにライブレポと迫力あるステージ写真が掲載されています。↓
モトリー・クルー/デフ・レパードが示した「未来」の可能性 増田勇一が考察

「ザ・ダート」のその後

バンドの演奏順は日替わりで、この日はモトリー・クルーが先攻でした。
予習のため、Netflix で「ザ・ダート」を鑑賞。トシのせいか映画を観ていると「あとどのくらいで終わるのかな…」と思うことが多くなってきたというのに、この映画には引き込まれ一気見。スマホのちっさい画面を見ながら泣いてしまった。

ニッキーの過酷な生い立ち、バンド結成のいきさつ、そして薬物にはまり……と、この映画で語られているモトリーの、「その後」が今目の前で展開されているという事実に、心から感動しました。

“The Dirt”演奏時は、同名映画のシーンがビジョンに映し出されました。

ドラムの両側にセットしたストリップ・クラブ風の小さなステージで、Tバックのダンサーが腰をくねらせ踊る演出など、ちょっとびっくりの猥雑さも映画そのまま。

映画の俳優が本人によく似ており、とりわけ、お調子者に描かれているトミーが、そのまんまだということを確認。(盆栽好きだそうで、“ボンサイ! ボンサイ!”と叫んでました)

例の病気でミックが離脱してしまったのはとても残念ですが、紆余曲折を経てバンドが再結成され、初のステージに立ち会えたことを幸せに思います。

楽しみにしていた”Saints of Los Angeles“はやらなかったのですが、”Live Wire”や“Dr. Feelgood” etc…かっこよかった。音楽だけでなく見せ方がとても上手なバンドでした。

端正なハードロック

続いてのデフ・レパードのステージを見て、「端正なハードロック」という言葉が思い浮かびました。
不幸にも事故で片腕を失いながら、今も現役でドラマーを続けるリックをはじめ、メンバー皆さん体型も崩れておらず、ストイックな努力家であることを感じさせます。

ハードロック系で、こんなにコーラスが美しいバンドは珍しいのでは?

張り出し舞台にメンバーがズラリ並んでの”This Guiter”。うつくしい。

楽しみにしていた“Rocket”や“Love Bites”など、数々の代表曲が聴けてうれしかった。

しかし、長丁場であったこと。またお酒が回ってしまい、デフ・レパード目当てで行ったというのに、後半は集中力が途切れてしまったのでした。
あーもったいない…。

ドラムの音がガンガンお腹に響き、まるで小さいライブハウスにいるかのよう。音響・照明・映像よし、食べて飲んで2バンド見て、お腹いっぱい。

Kアリーナ、控えめに言って最高でした

公演のまとめ

日時: 2023年11月4日(土)16:30開演
演奏時間: 1.5時間+1.5時間
料金: S席18000円
客の男女比: 6:1(ざっと見の印象です)

Mötley Crüe /モトリー・クルー  セットリスト

  1. Wild Side
  2. Shout at the Devil
  3. Too Fast for Love
  4. Don’t Go Away Mad (Just Go Away)
  5. Live Wire
  6. Looks That Kill
  7. The Dirt (Est. 1981)
  8. Guitar Solo
  9. Rock and Roll, Part 2 / Smokin’ in the Boys Room / Helter Skelter / Anarchy in the U.K. / Blitzkrieg Bop / Fight for Your Right
  10. Home Sweet Home
  11. Dr. Feelgood
  12. Same Ol’ Situation (S.O.S.)
  13. Girls, Girls, Girls
  14. Primal Scream
  15. Kickstart My Heart                          Setlist.fmより

来日メンバー

Vince Neil/ヴィンス・ニール(Vo)
Nikki Sixx/ニッキー・シックス(B)
Tommy Lee/トミー・リー(Ds)
John 5/ジョン5 (G)
*****************
The Nasty Habits (dance & chorus)
 ★ Hannah Sutton
 ★ Ariana Rosado

Def Leppard/デフ・レパード セットリスト

  1. Take What You Want
  2. Let’s Get Rocked
  3. Animal
  4. Foolin’
  5. Armageddon It
  6. Kick
  7. Love Bites
  8. Promises
  9. This Guitar (semi-acoustic; with Mentor… more )
  10. When Love and Hate Collide (short acoustic/electric version)
  11. Rocket
  12. Bringin’ On the Heartbreak
  13. Switch 625 (with Drum Solo)
  14. Hysteria (Extended Outro)
  15. Pour Some Sugar on Me
  16. Rock of Ages
  17. Photograph                              Setlist.fmより

来日メンバー

Joe Elliott/ジョー・エリオット(Vo)
Rick Savage/リック・サヴェージ(B)
Rick Allen/リック・アレン(Ds)
Phil Collen/フィル・コリン(G)
Vivian Campbell/ヴィヴィアン・キャンベル(G)


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