ホール客席からの見え方と、海外アーティストのライブレビューを素人目線でお伝えするシリーズ、今回は7月17日に広島のJMSアステールプラザで行われたTOTOのライブについて書きたいと思います。
日本武道館で2階席に座った感想も書いています。↓
日本武道館 南東スタンド 2階 G列からの見え方【TOTO 2023】
目次
アステールプラザと広島文化学園HBGホールはお隣同士
どちらも住所は広島市中区加古町(なかく かこまち)。道路を隔てて並んでいるうえに外観も似ているため、お間違えなきよう!
私は東京から帰省がてら参戦し、ライブ当日は、お隣のHBGホール上にある文化交流会館に1泊しました。宿泊情報は別の記事にまとめて、また投稿するつもりです。
広島駅からのアクセス
●バスで
広島駅南口7番乗り場で6番乗り場で、24号(24番)吉島病院・吉島営業所行きに乗車。(*2024年6月にバス乗り場が駅構内に移動しました)
加古町下車。所要時間16分。(広島バスのサイトで確認)
*始発6時台、最終21時台。約10分おきに便があり利用しやすい。
●路面電車で
広島駅南口乗り場から6号線江波(えば)行きに乗車。(2023年12月現在。電車乗り場は駅構内に移設工事中です)
舟入町下車。所要時間およそ40分(広島電鉄のサイトで確認)
始発6時台。最終22時台。毎時4~5本あり。
*時間はかかりますがお勧めの行き方。広島の中心地や原爆ドーム前をゆっくり走ります。私が乗った時は1両の古い電車で、風情がありました。
反対にお急ぎの方は、タクシーでどうぞ。10分ほどで到着すると思います。
(2024年1月追記:正確な所要時間を調べました。NAVITIME:11分、予想料金1,310 円。公式サイトには15分と記載されています)
単なるホールではなく多目的施設
グッズ販売に合わせ16時30分に隣のホールに出向いたところ、建物の前に自転車がギッシリ並んでおり、エントランスにはTOTOにまったく興味なさそうな人たちがたくさん。「入口間違ったわ」といったん外へ。
それもそのはず、ここアステールプラザは、中区民文化センターを兼ね、図書館、音楽室、会議室など多用途に利用できる公益の複合施設なのです。落ち着いて案内図を見ると、ホール専用エントランスがあるわけではなく、正面玄関の階段を上がった2階に、ホール入り口がありました。
ホールに無事到着。グッズ購入列は、既に会場の外まで延びていました。
大ホールのデータ
住所:〒730-0812 広島県広島市中区加古町4−17
1階:908席(身障者席 4席含む)
2階:296席
計 1204席
1階通路前:1列~12列、通路後ろ:13列~24列
2階:25列~31列(真ん中3ブロックの最前列は26列)
1・2階とも、センターの席番:24番
5列目までは、可動式の客席で床は平らなので、最前列を除けば、段差が始まる6列目は小柄な方にとっての良席だと思います。
高さがあり最後列でもステージが見やすい
通路より後ろは傾斜がかなりあるので、見やすさ抜群。最後列とはいえ24列ですから、ステージが近いったらありません。
見づらそうな席を挙げるとすると…
このホールはステージ間口が狭いため、もし通路より後ろに座るなら、少々列が下がっても、センターの3ブロックに席を取ることをオススメします。13~20列目くらいまでは、端に行くほどスピーカーが邪魔になり見切れます。
下は、1列の席数がもっとも多い14列目の端から撮った写真です。
4列目センターブロックに座りました
私の席はセンターブロック下手側の4列目。座席表の赤い星印の位置です。なんとルークの立ち位置ほぼ正面という良席でした。
夢番地の会員になる
2019年のTOTOのライブ(HBGホール)では、一般発売から数日後に購入したにもかかわらず、15列目のセンターブロックが買えました。そのため、一般発売を待ってからでもいいかもと思いつつ、会員枠で申し込んだらどのくらい良席が取れるものか試してみようと思い、広島公演のチケット販売を手がける夢番地のOASiS 3カ月会員(1250円)になりました。
申込み受付は先着順ではありません。
チケットは全て抽選にて決定いたします。
座席・整理番号等についても、ご入金確認後全て抽選により決定いたします。良いと思われる座席・整理番号等を優先的にご用意するものではございません。
FAQサイトに上記の但し書きをみつけ、あまり期待していなかったのですが、運良く良席が取れました。
ただ、先ほど書いたとおり5列目まで床が平らなため、前の方の身長に見え方がかなり左右される席でした。身長152とチビすけの私は、ホテルでめったにはかない5センチヒールにはきかえて望みました。
開演と同時にもちろん総立ち。前列が大きい方だったので肩の間からのぞく感じになり、足下まではなかなか見えませんでしたが、ギタープレイはバッチリでした。
ちなみに、ルークはヤシの木柄の缶の、サントリーのオールフリーを飲みながら演奏してた (^^) 前日同じデザインのオールフリーで高齢の両親と乾杯したばかりだったので、なんだか親近感がわき、うれしかったです。(武道館では、「fake beer(ビールもどき)だよ」とコメントあり。)
またTOTOに会えた!
2019年のツアー後、無期限活動休止が発表された時は悲しかったし、その翌年には新型コロナが世界を襲い、いつ外国人アーティストのライブを生で見られるか、まったく先が見通せなくなってしまいました。
暗い毎日でした。
そんな中2020年11月に1夜だけ配信されたTOTOのスタジオライブのうれしかったこと! ドキドキしながらパソコンの前で開演を待ったことが思い出されます。
当時は配信ライブ花盛りの頃でしたが、配信だと冷静に見てしまうのでアラが目立ち、やっぱりライブは生じゃなきゃ~と思っていた矢先のこのTOTOのライブ。改めてクオリティの高さに衝撃を受けました。しかもデビッド・ペイチさんが飛び入り参加。うれしかったですねえ。(T_T)
ペイチさんを除く、その時と同じメンバーで、ほぼ同じ曲目が演奏されたのが今回のツアーでした。
ウォーレン・ハムさん不参加…
これが本当に残念でした。
前回のツアー後リンゴ・スターのバンドでも来日し、キーボード、パーカッション、管楽器、高音のボーカルと、1曲で一体何役やるんだって言いたくなるほどの大活躍だったウォーレン。後方でメンバーを見守りつつ、巧みにサポートするバンドの柱と感じていました。
私は“You are the flower”が大好きで、他国のライブではセトリに入っていたので楽しみだったのですが、今回聴くことはできませんでした。ウォーレンのフルートが欠かせない曲だったので仕方ないか…。それ以外の曲でも、彼がいればもっとTOTOらしい、おしゃれな音になったと思います。
健康問題ということなので、ウォーレンには一日も早く回復して、元気に演奏する姿を見せていただきたいです。というわけで、配信ライブ時の“You are the flower”を貼っておきます。
それから、前回のツアーでは、アンコールを入れて20曲の演奏だったので、今回15曲(ソロ演奏を入れると17曲)というのはやっぱり短く、これから盛り上がるぞ、というところで終わってしまった気がします。そういう理由もあってか、前回よりお客さんもおとなしめな気がしました。あの曲も、この曲もまだまだ聴きたかった!
ジョセフとWスティーヴのボーカルがよかった
先にネガティブなことを書いてしまいましたが、ウォーレン不参加の大きな穴を埋めたのは、ツアー初参加のスティーヴ・マッジオラでした!
キーボードはもちろん、ボーカルが素晴らしかった。なんていい声なんでしょう。
そして、前回のツアーでは少し不安定だったジョセフのボーカルが絶好調。空高く突き抜けるような高音の伸びが気持ちよかった。そしてそして、巧いというのとはちょっと違うのかもしれないですが、私が大好きなビター&スウィートなルークのボーカルも健在です。
「あらゆる年代の日本の美しい女性たちへ」と歌ってくれた“I’ll be over you”。聞き惚れました。
本家をぶち壊したようなジョー・コッカー版の“With a Little Help From My Friends”もよかった!! この時もキーボードのスティーヴのシャウトが効いていました。
憧れのアーティストが歌ったりギター弾いたりしている姿がものすごく間近で見られ、やっぱり広島公演に行ってよかったです。広島に招んでくれたこと、来てくれたことに感謝します!
【#TOTO】
— ウドー音楽事務所 (@UDO_ArtistsINC) July 18, 2023
先日の7/17広島公演も大好評ソールドアウト!
“新生TOTO”4年振りのジャパン・ツアーはついに折り返し地点です🚩
残す3公演は
7/19(水) 仙台 仙台サンプラザホール
7/20(木) 盛岡 岩手県民会館
7/21(金) 東京 日本武道館
公演情報の詳細は👇https://t.co/R4djSDA6IO pic.twitter.com/PX9uaHWZE8
千秋楽の武道館公演にも行ってきました。アリーナAブロック ゲットを目指してのチケット予約についても書いています。→日本武道館 南東スタンド2階 G列からの見え方【TOTO 2023】
TOTO/Dogz of Oz tour 2023 広島公演 まとめ
公演日時: 2023年7月17日 18:00
チケット: S席 17,000円
公演時間: 105分
客の男女比: 7:3(ざっと見の印象です)
セットリスト
- Orphan
- Afraid of Love
- Hold the Line
- Falling in Between
- I’ll Be Over You
(Keyboard Solo) - White Sister
- Georgy Porgy
- Pamela
- Kingdom of Desire
(Drum Solo) - Waiting for Your Love
- I’ll Supply the Love
- Home of the Brave
- Rosanna
- Africa
★アンコール★ - With a Little Help From My Friends(The Beatles cover/Joe cocker ver. )
Setlist fm より
来日メンバー
スティーヴ・ルカサー(g/vo.)
ジョセフ・ウィリアムズ(vo.)
ジョン・ピアース(b)
ロバート “スパット” シーライト(dr)
ドミニク “エグゼヴィア” タプリン(key)
スティーヴ・マッジオラ(key)
ウドー音楽事務所公式ページより