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コンサート 座席と見え方

名古屋市公会堂 2階席からの見え方【ボズ・スキャッグス 2024】

名古屋市公会堂 2階席からの見え方【ボズ・スキャッグス 2024】

各会場の座席からの見え方と、来日アーティストのライブの感想を素人目線でお伝えしているこのシリーズ、今回は2024年2月26日に名古屋市公会堂で行われたボズ・スキャッグスの公演です。

前週にTDCホールで行われた東京公演に行った後、どうしてももう一度行きたくてライブ当日にチケットを購入し、新幹線で弾丸のように旅してきました。

こちら、キャパが約1500席と私的にはほどよく、素敵な造りに感激したので、アクセスやホールの印象、見やすさなど、詳しく書いていきたいと思います。

名古屋駅からのアクセス

JR名古屋駅から中央本線で2つ目の鶴舞(つるまい)という駅に隣接する鶴舞(つるま)公園の中にあります。乗車時間は7分でした。
ネットの乗り換え案内に従って東海道本線に乗りそうになってしまった(汗)。
間違いではないのだけど、東海道本線だと隣の金山総合駅で中央本線に乗り換える必要があります。ホームで女子高生が親切に教えてくれたので助かりました。

開場時間まで公園内のカフェで食事をし時間調整。

とても広大で気持ちのいい公園です。

公会堂は駅から歩いて2分ほどでした。

もしかしてあれ? あれが公会堂?!
近づいてみるとお馴染みのJETのトラックが停まっているので間違いありません。
その重厚な佇まいに圧倒されました。

昭和5年(1930年)竣工。第二次大戦中には防空部隊の司令部となり、戦後は米国空軍の娯楽・厚生施設として使われていたという歴史的建造物です。

令和2年には国の有形文化財に登録されたそうです。
そりゃ美しいはずだ。

私は興奮しまくりです。というのも、昭和初期の建築物が大好きで、先日も、惜しまれつつ無期休業が決まった御茶ノ水の山の上ホテルに、お別れをしに行ってきたばかりなのです。

こちらの公会堂は、エントランスのアーチ、ロビーのレトロな照明、ホール内部の赤い絨毯や濃い色の腰壁、存在感のある円柱など…見どころだらけで、これを見るためだけに名古屋に来ても十分元が取れるくらいの素敵な建物でした。

館内に公会堂の歴史を紹介するコーナーがあったそうで、見逃したのが残念! 1月に閉店したという地下の喫茶店にも行ってみたかったなあ。

外観や内部は昔のまま保存されていますが、トイレは最新の設備に換えてあり、不便さはありません。

名古屋市公会堂の座席データ

収容人員:1,552席<別に車椅子用(1階)10台分>

1階  842席
通路前:1~14列 通路後ろ:15~25列(センターブロックは24列まで)
センター席番:19番または18/19番

2階 400席 
1~13列 (両サイドのブロックは12列まで)
センター席番:15/16番

3階  310席 
1~10列(センターの2ブロックは9列まで)
センター席番:17/18番

ステージ高 1.2m

座席表:名古屋市公会堂公式サイトより

2階11列目に座りました

座席表の黄色の星印の位置に座りました。チケットを買ったのは公演当日を迎えた深夜1時です。ぴあとイープラスは販売終了となっていましたが、主催のウドーのページから買うことができました。2階とはいえセンターブロックの席がまだ残っていました。

前の週に東京で同じライブに行っています。
しかし席がL側だったため、ステージ上手や後方に立っているメンバーがよく見えませんでした。この日はセンターブロックだったので、ステージ全体がまんべんなくよく見え、ストレスフリー。
キーボードやパーカッションの楽器の切り替えや、アンコールで演奏されたLowdownの印象的なチョッパーベースなど、しっかりこの目で確認できました。

ステージが近いったらない!

写真:名古屋市公会堂公式サイトより

上の写真よりずっと近いです。ステージに近すぎて、2階に座ると1階席が見えないんですから。まるでステージと2階が直接つながっているのでは、と錯覚するほどでした。2階1列目は1階の15列目の位置なので、このホールの2階前列はかなりの良席です。

私、アンコールでは座っていられず最後列の通路に立って踊っていたのですが、ボズがこっちを見ているなぁと(笑)。それが分かるくらい近かった。

少し残念な点は、1列ごとの段差がおよそ15センチ1段しかないため、前列のお客さんの座高にかなり見え方が左右されることです。

私の席からは運よくボズの上半身が見えましたが、とても見づらそうに首を傾けて前のお客さんの頭をよけておられる方もいました。

円柱は邪魔にならないか?

上階を支える太い円柱がホール内にあります。この日は2階の両サイドのブロックにも空席はなくお客さんがギッシリ入っていました。端に座ると円柱でステージが見切れるのではと気がかりだったのですが……

大丈夫みたいです。

公式サイトの大ホールシートビューを見ると、柱にもっとも影響を受けそうな席でも、ステージの見切れがほぼないように座席が配置されていることが分かります。

音のよさはボズのお墨付き

ほとんどMCをしないボズが、ライブ序盤でこうコメントしました。

私もそう思ったので、うれしかった!

ハイハットの微妙な震えまで伝わってくる。コンガのような生音の響きが素晴らしい。それぞれの楽器の音が輝いていてとてもきれいに聞こえました。何よりボズのボーカルが力強く前に出ており、適度にエコーがかかったふんわり感が心地よかった。
2階に座っていたから余計そう感じたのかもしれません。大きすぎない空間のサイズがボズの音楽にぴったり合っているように思いました。

1階席も勾配が緩い

その他の階はどうでしょう?
1階席は最後列まで緩いスロープしかありません。バリアフリーという観点からはGoodですが、後ろに下がるにつれて見づらくなることは間違いないでしょう。ただし、前列とはシートの配置をずらし、頭の位置がかぶらない配慮がなされています。

小柄な方は、1階前方の席が取れなければ2階前方をオススメします。

3階席は勾配がきついがよく見える

3階からはかなり見下ろす感じになりますが、1列ごとに階段2段分の段差があるため、前列の人の頭が邪魔になることはないでしょう。

温まっていった名古屋の客席

開演前、客電が消えても拍手がパラパラと少なく、こんなに静かなのかと思った名古屋の客席は、ライブが進むにつれどんどん温まって、ラストは2階席全員でスタンディング・オベーションとなりました。
2階席でみんな立つってなかなか見られない光景で、とても感激しました。

終演20分後には名古屋駅

ライブが終わると、公会堂のエントランスに車が並んでいます。
終演のタイミングでお迎えに来た車でしょうか。

暗闇の森の中、白く浮かび上がるお城のような建物にお迎えの車がやってきて、ライブが終わると、エントランスの階段をトントンと降りて車に乗り込み、さーっと家路につく。

いいなあ。憧れるな~。車の中でもボズの曲がかかっているのかな。

そんなことを思いながら、鶴舞駅から電車に乗り、名古屋駅に向かいました。前週の東京ドームシティでの終演後、水道橋駅がごった返していたことが頭にあり、余裕を見て22時台の新幹線を予約していたのですが、駅が混み合うことなどなく名古屋駅に着いたのは21時20分でした。
終演が21時なのに! 近っ! そのおかげで23時すぎには品川に帰り着きました。

しっとりとした公会堂の雰囲気がボズのサウンドによくマッチしており、音も演奏もよく、まるで外国のコンサートホールに出かけたようで…。忘れられない1日となりました。
今回は弾丸だったので、次回はもっとゆっくり名古屋を訪ねたいです!

ボズのライブの感想はこちらに書いています。よろしければご一読ください。↓

TDCホール 第2バルコニー席からの見え方【ボズ・スキャッグス 2024】

オーチャードホール 2階席からの見え方【ボズ・スキャッグス 2019】

公演のまとめ

セットリスト

1.Sierra
2.Miss Riddle
3.Jojo
4.The Feeling Is Gone (Bobby “Blue” Bland cover)
5.I’ve Just Got To Know
6.Last Tango on 16th Street
7.Rock and Stick
8.Thanks to You
9.It’s Over
10.Harbor Lights
11.Look What You’ve Done to Me/燃えつきて
12.Radiator 110
13.Somebody (Loan Me a Dime)
(Fenton Robinson cover)
14.Lido Shuffle
☆アンコール1☆
15.Lowdown
16.We’re All Alone
☆アンコール 2☆
17.Breakdown Dead Ahead

来日メンバー

Willie Weeks/ウィリー・ウィークス(Bass)
Mike Miller/マイク・ミラー(Guitar)
Michael Logan/マイケル・ローガン(Keys/Vocals)
Teddy Campbell/テディ・キャンベル(Drums/Vocals)
Eric Crystal/エリック・クリスタル (Sax/Keys)
Branlie Mejias/ブランリィ・メヒアス(Percussion/Vocals)

当日のメンバー紹介より 

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