ハリウッド滞在2日目、 WARNER BROTHERS(日本語表記はワーナー・ブラザーズではなく、ワーナー・ブラザースなんですね)のスタジオツアーに参加しました。ツアーの申し込みからユニークな撮影サービスまで、体験談と感想をまとめます。
注)ネタバレもどうかと思うので、写真はあまり載せていません。
目次
予約は5分で完了
ツアーは69ドルから295ドルまで4種類あります。ハリウッド黄金時代をテーマにした「クラシック・ツアー」にも心引かれたのですが、「ハリー・ポッター」ファンの娘と、「バットマン」ファンの夫の希望で通常ツアー(69ドル)を選びました。
予約は公式サイトから。 朝8時30分から午後3時まで、30分刻みで予約できます。 前日の夜遅い時間に予約しましたが、7月末とは言え平日のためか、ほとんどの時間帯で席が空いていました。
「チケット購入」ボタンを押すと申し込み画面に移るので、参加人数と日時を選びます。記念写真とショートムービーのオプション「フォトバンドル(39ドル)」も娘へのプレゼントに1人分だけ申し込みました。 メールアドレスとクレジット・カード情報を入力すると、予約完了メールが届きました。
予約時間の30分前にスタジオへ
……と予約確認書に書いてありました。スローな私たちは、かろうじて10分前にスタジオに到着(汗)。いきさつはこちら。↓
ロサンゼルスでUber(ウーバー)に乗る その1【ハリウッド】
スタジオの受付で予約完了メールを見せると、係の方が私のスマホの画面をタップし、「外国語の表示が分からない…」と、サービスデスクに行くよう言われました。
その時初めて、メールを見せるのではなく添付の予約確認書(PDF)をダウンロードして提示しなきゃいけなかったことに気づきました。昨夜は疲れきっていてそこまで確認せずに寝てしまったのでした!
デスクで入場券とオプションの撮影券を受け取り、再び係の男性のところに戻ると、「今すぐ参加しますか?」 3時で予約していましたが、3時から3時30分まで順次スタートという感じらしく……定員に余裕があれば後ろの時間帯でも参加可能なようでした。
エントランスホールにも展示がありましたが、ギリギリに着いたので見る暇がありませんでした。いったんツアーが始まってしまったら、もう二度とこのエントランスには戻れません。スタジオに入れるのはツアー参加者だけの特権です。ぜひ早めに行って、雰囲気を楽しんでください。カフェも併設されています。
まず2時間のガイドツアー
最初に試写室のような小さい部屋で、スタジオの歴史を紹介するドキュメンタリーを10分くらい見ました。
その後、ツアーガイドさんの紹介があり、参加者が15人ほどのグループに分かれ、カートに乗ります。私が参加した回は、スペイン語グループが2つ、英語グループが3つでした。
ぐずぐずしていたら、3人がけのカートが2席ずつ埋まってしまい、私たち家族3人は縦に並んで座ることに(笑)。ネットの情報では、カート内で自己紹介をするとか好きな作品名を挙げるとか書いてあったので若干緊張していたのですが、そのあたりはガイドさん次第のようです。「どこから来られましたか?」とだけきかれました。私たちともう1組、英語圏でないグループがいたためか、それ以外の質問はありませんでした。
広さにびっくり!
屋外には、様々な家やお店が建ち並んでいます。セットというより、もはや町です。日本の撮影所に行ったことがないので比べようもありませんが、スケールが大きい!
「プリティ・リトル・ライアーズ」や「フラー・ハウス」のお家もありました。
サウンドステージ(屋内撮影所)を見学
いくつも立ち並ぶ倉庫のような建物。これは「サウンドステージ」と呼ばれる屋内撮影所です。
WBの公式サイトによれば、ここバーバンクのスタジオ内には大小合わせて36のサウンドステージがあるそうです。
その中から、トークショー “The Ellen DeGeneres Show”(エレンの部屋) の撮影が行われているステージ1を見学しました。
内部には階段状になったきれいな客席と、ゆったりとしたステージがあり立派なホールのよう。半端な数じゃない照明がぶら下がり、セットもゴージャスです。
エレンのトークショーは現在放送16年目です。アメリカでは月~金で放送されている番組のようですが、いったい週に何度このスタジオで撮影しているんでしょうか。
日本にも長寿のトーク番組はありますが、そこまで豪華で広いスタジオには見えません。トークショー用にこんな立派な専用スタジオをもらえるなんて、すごく贅沢だなあと思いました。
恐るべき小道具の数
撮影に使われたバットモービルの展示室、ハリー・ポッターの衣装や小道具の展示室も見学しました。これはファンにはたまりませんね。
私が気に入ったのは小道具の倉庫。ストーリーの時代背景に合わせた小道具が所狭しと並べられており、まるで巨大なアンティークショップです。ここで働きたいと思いました。(笑)
ガイドツアーが終わると自由解散
写真撮影に夢中になっていたら、他の方々が“Thank you”と言っていっせいにカートから降りていきます。「えっ何?」と彼らの後を追い建物に入ると、そこにはギフトショップとカフェが。室内にいたスタッフの方にきいたら「あとは自由に見て回ってください」とのこと。
親切だったガイドさんに、ちゃんとお礼が言いたかったなあ。失敗しました。
その後は自由見学タイムです。制作過程を説明する展示を見て回ったり、動画や写真撮影のサービスを利用したり、お土産物を買ったり。
いつもながら、あちこち見て回っていたら閉館の6時に。ショップの外にある乗り場で待っていると、カートでエントランスまで送ってくれます。
撮影オプションもおすすめ
動画と写真撮影のオプションは39ドルと安くはないですが、スタジオ見学の記念品としては最高かもしれません。
撮影ブースはバットマンのバッドポットと、ハリー・ポッターのほうきの2種類から選べます。 ブルースクリーン前での撮影後、映像はUSBで、写真はURLのリンクという形で受け取ります。イマドキですね。
わくわくしながら開いた映像は約3分間で、冒頭に特殊効果のメーキングシーンが挿入された本格的な仕上がりでした。最後にWBのロゴマークが出てきた時は感激して涙が出そうになりました。(笑)
「フレンズ」のカフェのセットもあり、こちらでも記念写真や動画撮影サービスをやっていました。カンペを見ながら演技をすると、本物のキャストの映像とミックスしてドラマ映像を作ってもらえるというサービスがあり、面白いな~と思いました。
初めての映画スタジオ見学でしたが、あまり英語が分からなくても十分楽しめると思います。スタジオはユニバーサルだけじゃない! ぜひWB にも行ってみてくださいね。